【心電図判読に必要な基礎知識】心拍数について。

心電図の基礎知識

心拍数

心電図判読は心拍数の計算から始める

心拍数とは「一定の時間内に心臓が拍動する回数」のこと。

・心電図判読の第一歩は心拍数の計算です。

通常、1分間の拍動の回数を使うことが多いです。

心拍数の計算方法:RR時間から求める方法

・心電図の記録用紙は、縦軸が電位、横軸が時間を表しています。

・紙送り速度が 25 mm/秒 で記録した場合、横軸の 1 mm が 0.04 秒となります。

・RR間隔が整の場合、「RR時間(=1拍あたりの時間)」を測定して、60秒に換算すると1分間あたりの心拍数を求めることができます。

例:RR時間が 1.2 秒の場合、 60 秒 / 1.2 秒 = 50 (1分間あたりの心拍数)と計算できます。

心拍数の計算方法:おおまかに推定する方法。

・紙送り速度が 25 mm/秒 で記録した場合、横軸の 5 mm(大きな1マス) が 0.2 秒となります。

・つまり、RR間隔の間に大きなマスが5個あれば、心拍数が60となります。

300 ÷ 大きなマス数 = おおよその心拍数 となります。

・これは実臨床でよく使われている方法です。

さらに

RR間に大きなマスが3個以下 = 心拍数が100以上 = 頻脈
RR間に大きなマスが6個以下 = 心拍数が 50 以下 = 徐脈

ということもできます。

心電図検定対策におすすめの本

改訂3版 心電図検定公式問題集(2級/3級)

改訂3版 心電図検定公式問題集(2級/3級) オススメ度:★★★
日本不整脈心電学会が出版している公式問題集です。 ② 2~3級の受験者を対象とした本ですが、1級相当の問題が19問あります。 ③ おすすめの人:すべての受験者(1級~4級)

実力心電図 ―「読める」のその先へ

実力心電図 ―「読める」のその先へ オススメ度:★★★
日本不整脈心電学会が出版している書籍です。 ② 心電図の基礎知識と代表的な疾患の心電図を網羅しています。 大型本で見やすく解説や鑑別のポイントが充実しています。 ③ 最初にこの本で現時点の実力を測ると良いと思います。 ④ おすすめの人:すべての受験者(1級~4級)

レジデントのための これだけ心電図

レジデントのための これだけ心電図 オススメ度:★★
① 研修医向けの本ですが、心電図を全くの基礎から学びたい人におすすめです。 ② 本書のような易しい本でザッと全体像を理解しておくと勉強が楽になります。 ③ 一方で、ある程度心電図の知識がある人には物足りないかもしれません。 ④ おすすめの人:初学者(3級~4級)

楽しく学んで好きになる!心電図トレーニングクイズ

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30例の心電図を通して心電図判読の基本から応用まで解説されています。 ② 心電図から「鑑別疾患を考えるトレーニング」ができます。 → 心電図検定で試される力です。 ③ 解説が非常に丁寧であり、初学者でもつまづくことなく理解できます。 ④ おすすめの人:初学者~中級者(2級~4級)

続・楽しく学んで好きになる! 心電図トレーニングクイズ2

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①「心電図トレーニングクイズ」の続編です。 ② 前作同様、解説が丁寧で詳しいため大変おすすめです。 ③ おすすめの人:中級者~(1級~2級)

心電図のみかた、考えかた 応用編

心電図のみかた、考えかた 応用編 オススメ度:★★★
① 医師向けの本ですが、実践的な心電図判読の考え方が対話形式で解説されています。 → 対話形式なのでスイスイ読んでいくことができます。 ② もう一段上の知識を付けたい人に確実におすすめできます。 ③ おすすめの人:中級者~(1級~2級)