【心電図検定公式問題集の解説】問題12:筋電図。

問題解説

心電図検定公式問題集の解説

※ 心電図検定公式問題集(2級/3級、改訂3版)の問題を解説しています。

問題12:筋電図の心電図所見

背景:82歳、男性。神経内科に通院中。
リズム:整。
心拍数:約 75 /分。
:正軸(Ⅰ、aVF誘導ともにQRS波の振幅の和が陽性)。
移行帯:正常(V2~V3誘導)。
P波:正常(高さ、幅)。洞調律(Ⅰ、Ⅱ、aVF誘導で陽性P波)。
PR間隔:正常。0.12 秒程度(2.5~3 mm程度)。
QRS波:幅 0.10 秒程度(2.0~2.5 mm程度)。RV1 = 0.3 mV程度。RV5 = 1.5 mV程度。
ST部分:正常。
T波:正常。
その他肢誘導のみに基線の細かな揺れを認める。

これらの心電図所見より、選択肢の中では「筋電図」が最も疑われる。

判読のポイント

肢誘導のみに筋電位(小刻みな波形)が混入している。
② 胸部誘導では筋電位を認めない。
③ 胸部誘導では洞調律の正常なP波が確認可能。
→ 「パーキンソン病特有の四肢振戦」と考えられる。

筋電図とは?

① 筋電図では「振幅・周波数ともに不規則な波形」が心電図に混入する。
② 原因:緊張・不安からくる硬直や寒さによる震え背中が曲がっている場合手足に震えが生じる疾患(パーキンソン病など)衣服で手足が締め付けられている場合ベッドが窮屈な場合などがある。
③ 対処方法:不安を取り除く、寒さ対策をする、背中が曲がっている場合は足を曲げる、手足に震えのある場合は四肢誘導の電極を影響の少ない場所に移す、大きいベッドを使用するなど。

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