【心電図検定公式問題集の解説】問題13:洞頻脈。

問題解説

心電図検定公式問題集の解説

※ 心電図検定公式問題集(2級/3級、改訂3版)の問題を解説しています。

問題13:洞頻脈の心電図所見

背景:45歳、女性。健康診断で心電図異常を指摘された。
リズム:整。
心拍数約 125 /分
:左軸偏位(Ⅰ誘導でQRS波の振幅の和が陽性、aVF誘導で陰性)。
移行帯:時計方向回転(V6誘導)。
P波:正常(高さ、幅)。洞調律(Ⅰ、Ⅱ、aVF誘導で陽性P波)。
PR間隔:正常。0.12 秒程度(2.5~3 mm程度)。
QRS波:幅 0.10 秒程度(2.0~2.5 mm程度)。RV1 = 0.3 mV程度。RV5 = 0.6 mV程度。
ST部分:正常。
T波:正常。

これらの心電図所見より、選択肢の中では「洞頻脈」と考えられる。

判読のポイント

洞調律かつRR間隔がほぼ一定の頻脈を認める。
② 心拍数が100/分以上で、QRS幅の狭い規則的な頻脈。
P波とQRS波の関係が1:1と一定である。
洞頻脈と判断できる。

洞頻脈とは?

① 洞頻脈とは「洞結節からの刺激生成頻度が増加した状態」のことである。
② 原因:精神的な興奮・運動・疼痛などによる交感神経緊張および発熱、甲状腺機能亢進症、脱水、出血性ショックど。

鑑別を要する心電図

① 心房頻拍
→ 異所性の心房頻拍ではP波の形が洞調律とは異なることから見分ける。

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