【ER心電図 基本編を解く】問題46:洞頻脈。

問題解説

ER心電図 Ⅰ:基本編の解説


判読ER心電図 1(基本編)―実際の症例で鍛える

※ ER心電図 基本編(初版第4刷2019年4月)の問題を解いています。
※ 実際の心電図と解説については書籍で確認してください。

問題46:洞頻脈の心電図所見

背景:53歳、女性。4日間続く嘔気、嘔吐および浮遊感、糖尿病患者
リズム:整。
心拍数約 155/分
:正軸(Ⅰ、aVF誘導ともにQRS波の振幅の和が陽性)。
移行帯:正常(V2~V3誘導)。
P波:正常(高さ、幅)。洞調律(Ⅰ、Ⅱ、aVF誘導で陽性P波)。
PR間隔:正常。
QRS波:幅0.08秒程度(約2mm)。
ST-T部分Ⅰ、aVL、V3~V6誘導で陰性T波を認める

これらの心電図所見より、「洞頻脈」と考えられる。

判読のポイント

洞調律かつRR間隔がほぼ一定の頻脈を認める。
② 心拍数が100/分以上でP波とQRS波の関係が1:1と一定である。
洞頻脈と判断できる。

洞頻脈とは?

① 洞頻脈とは「洞結節からの刺激生成頻度が増加した状態」のことである。
② 原因:精神的な興奮・運動・疼痛などによる交感神経緊張および発熱、甲状腺機能亢進症、脱水、出血性ショックど。

※本症例は、4日間続く嘔吐から「脱水による洞頻脈」と考えられる。

使用している教材

判読ER心電図 1(基本編)―実際の症例で鍛える

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