【ER心電図 応用編を解く】問題46:高度房室ブロック。

問題解説

ER心電図 Ⅱ:応用編の解説


判読ER心電図: 実際の症例で鍛える Ⅱ 応用編

※ ER心電図 応用編(初版第1刷2011年6月)の問題を解いています。
※ 実際の心電図と解説については書籍で確認してください。

問題46:高度房室ブロックの心電図所見

背景:37歳、男性。全身筋肉痛、全身衰弱および体幹部に大きな紅斑。
リズム不整。
心拍数:約 50/分。
:正軸(Ⅰ、aVF誘導ともにQRS波の振幅の和が陽性)。
移行帯:正常。
P波:洞調律(Ⅰ、Ⅱ、aVF誘導で陽性P波)。
PR間隔:幅0.16秒程度(4 mm程度、伝導時)。
QRS波:幅0.10秒程度(2.5 mm程度)。3、5、7拍目は伝導している(P波とQRS波が対応している)。
ST-T部分:特記すべき所見なし。

これらの心電図所見より、「高度房室ブロック」と考えられる。
本症例は、解説より「心筋炎による高度房室ブロック」であった。

完全房室ブロックとは?

P波とQRS波が完全に解離する。
P波の周期はほぼ一定
③ 心室補充調律の場合、QRS波は幅広く徐脈で周期が一定となる。
→「規則正しい徐脈」となる。
QRS波の周期はP波の周期より長い
⑤ 補充調律がない場合、心停止となる。
⑥ 房室伝導が回復する時があれば「高度房室ブロック」となる。

     

使用している教材

判読ER心電図 2(応用編)―実際の症例で鍛える

判読ER心電図 2(応用編)―実際の症例で鍛える
オススメ度:★★★

判読ER心電図: 実際の症例で鍛える Ⅱ 応用編

① 基本編と同じく 「200症例の実際の心電図」を通して心電図判読のトレーニングができます。
簡潔な解説には注意が必要ですが、ある程度の知識と自信がついてきて、症例数をこなしたい人にはオススメです。
③ おすすめの人:中級者以上(1級~2級)

心電図検定対策におすすめの本

改訂3版 心電図検定公式問題集(2級/3級)

改訂3版 心電図検定公式問題集(2級/3級)
オススメ度:★★★


改訂3版 心電図検定公式問題集&ガイド: 受検者必携! 2級/3級

日本不整脈心電学会が出版している公式問題集です。
② 2~3級の受験者を対象とした本ですが、1級相当の問題が19問あります。
③ 最初にこの本で現時点の実力を測ると良いと思います。
④ おすすめの人:すべての受験者(1級~4級)

実力心電図 ―「読める」のその先へ

実力心電図 ―「読める」のその先へ
オススメ度:★★★


実力心電図―「読める」のその先へ

日本不整脈心電学会が出版している書籍です。
② 心電図の基礎知識と代表的な疾患の心電図を網羅しています。
大型本で見やすく解説や鑑別のポイントが充実しています。
④ おすすめの人:すべての受験者(1級~4級)

レジデントのための これだけ心電図

レジデントのための これだけ心電図
オススメ度:★★


レジデントのための これだけ心電図

① 研修医向けの本ですが、心電図を全くの基礎から学びたい人におすすめです。
② 本書のような易しい本でザッと全体像を理解しておくと勉強が楽になります。
③ 一方で、ある程度心電図の知識がある人には物足りないかもしれません。
④ おすすめの人:初学者(3級~4級)

楽しく学んで好きになる!心電図トレーニングクイズ

楽しく学んで好きになる!心電図トレーニングクイズ
オススメ度:★★★


楽しく学んで好きになる! 心電図トレーニングクイズ

30例の心電図を通して心電図判読の基本から応用まで解説されています。
② 心電図から「鑑別疾患を考えるトレーニング」ができます。
→ 心電図検定で試される力です。
解説が非常に丁寧であり、初学者でもつまづくことなく理解できます。
④ おすすめの人:初学者~中級者(2級~4級)

続・楽しく学んで好きになる! 心電図トレーニングクイズ2

続・楽しく学んで好きになる! 心電図トレーニングクイズ2
オススメ度:★★★


続・楽しく学んで好きになる! 心電図トレーニングクイズ2

①「心電図トレーニングクイズ」の続編です。
② 前作同様、解説が丁寧で詳しいため大変おすすめです。
③ おすすめの人:中級者以上(1級~2級)

心電図のみかた、考えかた 応用編

心電図のみかた、考えかた 応用編
オススメ度:★★★


心電図のみかた、考えかた 応用編

① 医師向けの本ですが、実践的な心電図判読の考え方が対話形式で解説されています。
→ 対話形式なのでスイスイ読んでいくことができます。
もう一段上の知識を付けたい人に確実におすすめできます。
③ おすすめの人:中級者以上(1級~2級)

判読ER心電図 1(基本編)―実際の症例で鍛える

判読ER心電図 1(基本編)―実際の症例で鍛える
オススメ度:★★★


判読ER心電図 1(基本編)―実際の症例で鍛える

「200症例の実際の心電図」を通して心電図判読のトレーニングができます。
簡潔な解説には注意が必要ですが、ある程度の知識と自信がついてきて、症例数をこなしたい人にはオススメです。
③ おすすめの人:中級者以上(1級~2級)